omusubi不動産の管理物件である遊戯ビル。もともとゲームセンターが入っていた商業ビルですが、ここに暮らすOGAさんがなんとも素敵なDIYをしているんです。
そんなOGAさんのDIYの過程をご紹介していく連載企画、「OGAのDIYノート」が始まりました。
是非ご覧くださいませ。
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「OGAのDIYノート」
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2ページ目「壁が変わると印象が変わる!」
入居後、改装をはじめるにあたって最初に考えたのは、
「引っ越しの前に、壁と天井の塗装をしてから床を貼ろう。家具や収納はあとから作ろう。」
という、おおまかなプランでした。
塗装や大工のお手伝いなど、ちょっとした内装工事の経験があるとはいえ、わたしもここまで大がかりな改装ははじめてです。転居までは約1ヶ月。ひとりでこつこつ工事して、引っ越しの日に間に合うのか?という不安がありました。
しかし、ひとまずの内装のベースを作っておくことで、その後の作業もスムーズに進むだろうと考えました。
そこで、たくさんのやりたいことの中から、大きな手間や時間がかかることだけに絞って、作業することにしたのです。
そうして、まずは壁の塗装に取り掛かります。
当初は古い壁紙の上からペンキを塗ろうと思っていましたが、汚れやにおいがあり、一度すべて剥がすことにしました。
(入居時はタバコのヤニだらけで薄茶色の壁紙。これを剥がしていきます。)
このころはまだ、夜や休日のみの作業でした。平日は仕事をして、夜、家に帰る前に新居に寄り、2時間くらい作業をする、というペースです。
(剥がしている途中の様子。窓からの風が気持ちよかった!)
次に、ホームセンターでペンキを購入。壁の面積を計算して、必要なぶんのペンキを買いました。今回は部屋全体を塗るので7.2Lの大きい缶です。
すぐに作業したくて、お店から自転車で運びましたがこれがとても重かった!
これに懲りて、ホームセンターでやっている商品配送サービスを使うようになりました。自宅の玄関先まで材料が届くというのはとても楽です。いつも行くホームセンターには、このほかにも材料の加工をしてくれたり、工具を貸し出してくれるサービスもあります。こういうサービスがあると、DIYへのハードルがグッと下がりますね。
さて、いよいよ塗装です。作業前には汚したくない部分を養生シートで覆って、あとはひたすら白く塗っていきます。
(キッチン脇の壁を塗り始めたところ。ペンキの白さが目立ちます。)
広い面にはローラー、細かい部分にはハケを使って塗り分けていきます。
徐々に脚立を使った作業にも慣れ、10日程度で壁と天井を塗り終えました。
(真っ白な壁になって、部屋がとても明るくなりました!)
塗装最終日には新居にマットレスを持ち込んで、仮眠しながらの作業でした。
このあと、床に無垢板を貼っていきます。
次ページもお楽しみに!
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OGA
1985年茨城生まれ。地元の短大を出て上京。内装補修工などで5年働き、その後仕事を続けながら大学へ通い建築やデザインを学ぶ。 好きな建物は前川國男邸。 最近はあちこちでデザインやクラフトのワークショップをしている。二級建築士。