松戸には、あかりの物語がある。
駅から歩いて5分。
ちょっと古民家のような雰囲気の、昭和46年築の戸建に、
そっと「あかりがともされた」場所がある。
その名前は「ともすば」。
「街に、人に、灯をともす場所であるように」
という願いを込めて名付けられたその家は、
享保年間から11代つづく提灯屋さんの家がルーツ。
家業として“あかり”を守ってきた家が、
今度は“場所”として、あかりを灯し続けようとしている。
そして今、この家のひと部屋を、あなたに預けようとしている。
でも、ただの「部屋貸し」ではありません。
家賃は11万円。
けれど、求めているのは「住人」ではなく、この家の“家守(やもり)”になってくれる人。
たとえば、軽飲食を始めて、地域の人がふらっと立ち寄れる場所にする。
お茶を淹れて話をしたり、誰かの声に耳を傾けたり。
この家の窓を、そっと開けておいてくれるような人。そんな飲食店をつくりたい方に入居してほしい。
家の1階には、オーナーが使うコミュニティルームがあります。
2階は、アトリエやギャラリー、習い事の場として模索中。
これからさまざまな人がこの家に出入りすることになるでしょう。
その場を育てていくような、やさしい眼差しをもつ“家守”さんが、いま必要です。
庭は共有で、自転車やベビーカーを置いてもOK。
キッチンは家庭用のものがひとつありますが、
給湯器はまだありません。
でも、そこから「工夫してつくっていく」ことができる人には、
この家はきっと、自由で、おもしろくて、ちょっとクセになる居場所になるはずです。
オーナーは、地域とのつながりをとても大切にしています。
松戸のお祭りや催しにも、ぜひ一緒に参加してください。
たくさんの人が行き交う町だからこそ、
“場をひらく”ことに、ちゃんと意味があると思うのです。
「やってみようかな」――そんな気持ちがわいたら、
どうぞ一度、この家を見にきてください。
すでにこの場所には、小さな灯りがともっています。
あなたの灯すあかりが、そこに加わることで、
この家はもっと、まちにとっての“あかり”になる。
それが、「ともすば」です。













