あの物件が、また帰ってきた。
松戸の、線路の音がちょっと心地いいあの場所。
わたしたちomusubi不動産が、何度かご縁をつないできた
“ちょっと古くて、ちょっと面白い”ヴィンテージマンションが、
久しぶりに「売買」で登場です。しかも、今回はなかなか攻めた間取り。
たとえば、玄関を開けてすぐの“土間”。
ここからすでに、暮らしの自由度が広がっています。
自転車を置いて、手入れして、コートを掛けて、
大きな鏡で今日の服をチェックして……
ショップのバックヤードみたいに使ってもいいし、
好きな靴を並べて、趣味の空間にしてしまってもいい。
その先にある一部屋は、通り道のようでありながら、
立派に「使える」空間です。
収納としても、ワークスペースとしても、
昼寝部屋、読書部屋、ドラム缶を置いて梅干しを漬ける部屋……何だっていい。
この家に「正解の使い方」なんて、最初からないのだから。
土間からこの部屋を抜けて、LDKへとウォークスルーでつながる流れが、
まるで、自分だけの物語を毎日なぞるようで、気持ちがいい。
LDKは広く、すっきりと、潔く。
だからこそ、住む人がどう暮らすかに合わせて
“もう一部屋作ってみる”ことも、“このまま広く使い切る”こともできる。
そういう余白があると、暮らしって、ちょっと面白くなるんです。
駅から徒歩17分。
たしかに、毎日歩くには少しだけ気合いがいる。
でも、自転車で線路沿いを走る帰り道は、ちょっとしたごほうび。
夕暮れの中、回送列車と並走して、
風を切りながら夕焼けと一緒に帰ってくる時間が、
案外、一日のなかで一番好きになるかもしれません。
道すがら、戸定邸の紅葉がふと目に入る。
ここは、松戸市が「科学と芸術の丘」というイベントを毎年開催している、歴史ある邸宅。
町の記憶とアートが重なるその場所が、
ふだんの生活圏にあるというのは、なんだか少し、誇らしいことです。
家に着いたら、土間で自転車を整えて、
中間の部屋にコートやカバンをぽん、と置いて、
すとんとリビングへ。
何気ないその動きが、あなたの“自分だけの帰り道”になるでしょう。
週末は、ベランダから見える緑と空をぼんやり眺めて、
スカイツリーのてっぺんが、遠くにちょこんと顔を出すのを見つけて、
「ふふっ」て笑ってコーヒーをひとくち。
電車の音が少し聞こえて、ああ今日もゆっくり始まったなって思える、そんな朝。
この部屋は、これからomusubi不動産がリノベーション予定。
床も、水まわりも、暮らしにフィットするかたちに整えていきます。
でも今だけ、リノベ前の“ちょっとレトロな顔”も内見できます。
そのギャップにときめく人は、ぜひ、今のうちに。
わたしたちomusubi不動産にとっても、
この間取り、このタイミング、この売り方はちょっとチャレンジ。
でもだからこそ、“何かを始めようとしている人”に住んでほしい。
アートが好きな人。自転車が好きな人。
暮らしを自分で選びたい人。何かを表現したい人。
そんな誰かの、最初の“スイッチ”になったらいいなと思っています。
これは、私たちとあなたの「ちょっと冒険してみる」家。
その最初の一歩が、土間から始まるって、なんだか素敵じゃないですか。















