京急線の中でも下町感が色濃く残る、京急蒲田エリア。
特に糀谷や梅屋敷界隈は未だに昔ながらのお店が残っており、糀谷商店街には今でも古民家のお米屋さんや酒屋さんが健在で、品川や有楽町といったオフィス街とは異なり、その街に住んでいる人の生活が感じられます。
今回ご紹介するのは、そんな下町大田区に残るレトロな一戸建。東京湾へ続く呑川沿いにあるDIY可能なリバーサイド物件をご覧頂きます。
高架化工事が完了した京急蒲田駅から徒歩7分。川沿いをてくてくと歩き、閑静な住宅街の中にある青いトタン壁が特徴的な戸建てが、今回の物件です。
玄関外にはカエデ(だと思うんですが違ったらごめんなさい!)が生えていて、今でも家の新しい主を待ってくれている感じです。
さっそく扉をあけましょう!物件は木造2階建てで、間取りは3K。1階にトイレとキッチン、和室が1部屋あり、2階は奥に連なった和室が2部屋あります。お風呂はありません。
昭和47年の東京の家はこんな感じだったんだろうという姿をそのまま残していて、玄関開けたらすぐ和式トイレ。そして廊下部分には黒電話を置いていた小棚があります。なんだかタバコ屋さんの小銭渡しのようにも見えます。
廊下をちょいと進んで部屋の中に入るとキッチンと和室が1部屋。キッチンも当時のままですので年季が入っています。
そのまま階段をトントンとあがると2階には2部屋の和室。押入もあります。
全体的にとにかく物件はレトロ。茶色の砂壁に、ひとつひとつの柱は時間を経たからこその味わいがありますし、ガラスは全て星の模様が入った銀河ガラスです!
またベランダがありませんので、2階の踊り場の部分にヒモが吊るしてあって、前の家主さんはそこに洗濯物を干していたそうです。
全体的に改装は必要ですが、かなりレトロな素材が残っていますので、ご自身でお部屋を料理したい方にはオススメ!
住居として使って頂くのもOKですが、お風呂場が無いのでオフィスとして使うのがいいかもしれません。
周りの家との距離が狭く少し暗い印象があるので、壁は全体的に白くしちゃいましょう!砂壁なので塗装よりは、漆喰や珪藻土の方が改装しやすそう。
1階の畳を撤去して板張りにし、アンティークの照明を入れれば雰囲気のある接客ルームになりますし、2階はふすまを取ってスペースを広くし、真ん中に広いデスクを置けば一気にオフィス感が出ます。
住宅街なので音に注意ではありますが、アトリエとしても使えそう。そこまで大きくない絵画やお菓子づくりのスペースとしても良いかもしれません。
お部屋は決して新しくありませんが、そこだけ時が止まったかのように残っているひとつひとつの家の素材。加えて玄関のカエデの鮮やかさは、そこにずっと生きていたからこそ放たれているように感じます。
羽田空港まですぐいけるアクセスの良さと、人々の暮らしが残る下町西糀谷のリバーサイドにある一戸建ての時計の針を進めて頂ける方!お問合せください。