誰にでも「愛着があって手放せないモノ」はあると思います。例えば、幼いころに買ってもらったぬいぐるみ、学生時代から使っているボールペン、旅行先で出会ったアクセサリー……どんなモノも気付けば愛着が湧いているものです。
きっと今回ご紹介するお部屋もそんな気持ちになれるはずです。まずはマンションの外観からご覧ください。
マンション名は「田村グリーンハイツ」。レトロな味わいが感じられる、築48年(1974年)の賃貸マンションです。RC造独特のゴツゴツとした無骨さがかわいらしいですね。
今回ご紹介するのは403号室。バルコニーから光が差し込む、とても明るいお部屋です。
間取りは2DKの38.88㎡。玄関を開けると手前にはキッチン、奥に板張りの洋室と和室が1部屋ずつあります。
なんといっても403号室の魅力は「DIYが可能」ということ。田村グリーンハイツ内のいくつかのお部屋はomusubi不動産が運営しており、DIYが可能なんです。同じマンション内にDIY仲間が居るのは心強いですよね。
ちなみに別のお部屋では…
before
after
といったDIYが施されていました。素敵ですよね。また、omusubi不動産自身が貸主となるため、仲介手数料は0円です(契約事務手数料は11,000円)。
基本的な設備(キッチン・お風呂)は年季が感じられるものの、2022年10月まで前の方が入居されていて、しかも可愛くDIYしてくださったので問題なく使用できます。
前の入居者さんのように、自分が使いやすいキッチンにカスタマイズしてみてはいかがですか?
ちなみに、和式だったトイレはオーナーさんのご好意で洋式トイレに変更いただきました!! 洋式トイレが主流の今日、とても嬉しいですよね!!
床は大理石模様のようなクッションマット。清潔感が漂い、かっこいいトイレに生まれ変わったと思います。
もちろん居室側では床の張り替え、壁塗装、天井吊り下げ棚の設置など、自分の理想のお部屋をつくってみてください。
さらに、洋室と和室を合体させた1部屋にしたい!!ということでしたら、それも相談可能です。
そして、もうひとつの魅力が「ペットの飼育が可能」ということ(要事前申請+敷金4万円)。DIYに疲れたときは、ペットと和室でごろんと横になるのも気持ちよさそうです。
和室には押し入れも完備しています。これだけの収納スペースがあれば、衣類や布団のほか、DIY道具も仕舞えます。
正直、お部屋はだいぶ使い込まれています。ただ、ポテンシャルを秘めていると思います。
経年変化で深みを増したコンクリートの塗装壁、昭和初期に人気を集めた模様入りの板ガラス……どれも年数を重ねたお部屋にしか出せない魅力です。ちょっと手を入れることで、独特のカッコよさが引き立つことでしょう。
2部屋をまたぐ、バルコニーは広々。目の前には日光を遮る建物もありません。洗濯物が溜まったいても、へっちゃらです。
自由度が高いだけに、使い方も十人十色。例えば、スケルトンに解体し、無機質かつシンプルなワークスペースにしてみてはいかがでしょうか? もしくは、壁に漆喰を塗った古民家風のほか、壁一面をキャンバスにした絵画のアトリエ、大きな棚を取り付けた書斎など、自分色に染めることで、どんどんとお部屋に愛着が湧くことでしょう。もちろん、そのまま使うのも◎。
あ、敷地内に自販機があるのも地味に嬉しいと思います。
最後に、周辺環境を紹介しておきますね。
田村グリーンハイツは、東武アーバンパークラインの六実駅から徒歩8分の場所にあります。位置的には、松戸市と鎌ヶ谷市のちょうど境くらいで、周囲には畑が広がるのどかなところです。
とはいえ、1時間あれば東京都内にもアクセスが可能。敷地内には駐車場を完備しています。電車と車、両方使えるのも嬉しいですね。
静かな住宅街にあるDIY可能物件。前の入居者から受け継いだ雰囲気と、建物自体のレトロな趣を活かしながら、自分らしい空間へとアップデートすれば、きっと愛着の湧くお部屋に育つことでしょう。