予算を抑えながら自分好みの内装に改装できるのが、中古マンションリノベーションの魅力。
すでにリノベーションされた物件ではなく、未内装の物件ならどこにお金をかけるかを選択できるため、予算を抑えながら理想の空間を実現することができます。
今回ご紹介するのは、そんな「プチリノベ」か「がっつりリノベ」かを選べる、ほどよくリフォームがされた物件です。
物件があるのは、JR常磐線・新京成電鉄の2路線を利用できる松戸駅から徒歩16分の場所。
駅周辺の繁華街を抜け、緑豊かな戸定邸やのどかな雰囲気の線路沿いを歩いた先にある、8階建てのマンションの1室です。
お部屋があるのは4階。廊下の先に目をやると、青々とした緑が顔をのぞかせています。
見えているのは、千葉大学キャンパスのイギリス式庭園。緑が多くある周辺環境も、この物件の魅力と言えそうです。
それでは部屋の中を見ていきましょう。
玄関から廊下をまっすぐ進むと現れるのが、キッチンダイニング。
テーブルと椅子を置けるほどの十分な広さがあり、ドアは引き戸のためスムーズな導線が叶います。
床はつるっとしたフロアタイルになっていて、フローリングのような隙間はほとんどないため、掃除がしやすそうです。
キッチンは一度リフォームがされており、そのまま使っていただいても十分に綺麗な状態。床の色と調和の取れたブルーのカラーリングがなんとも可愛いです。
3口ガスコンロに魚焼きグリルつきと、設備も充実。コンロ周りもフラットになっていて、やっぱり掃除がしやすそう。
キッチンの奥には洋室と和室が1部屋ずつ。
南西向きのため明るく、大きな窓から降り注ぐ光がダイニングまで届いています。
真ん中の仕切りを取り払って広々としたリビングにしても、仕切りはそのままに左手の和室をよりパーソナルなスペースとして使ってもよさそうです。
洋室は、もともと畳だったものをフローリングに変更してあり、とても綺麗な状態。
こうしてところどころがリフォームされているので、あまりお金をかけずに気になるところだけ改装して暮らしたいという方にもぴったりな物件です。
隣の和室は押し入れつき。木材を使った天井に、風情を感じます。
住めないほどに老朽化しているわけではありませんが、やや古さを感じる部分はあるので、畳や壁紙を変えてもよさそう。
例えば同じ白壁でもペンキや漆喰を塗るだけで、ガラッと空気が変わるはず。
壁の塗装は比較的DIYで取り組みやすいですし、予算を抑えられるのでおすすめです。そしてなにより暮らしに愛着も湧きますよ。
床はフローリングやクッションフロアにしてみたり、琉球畳などに張り替えてモダンな雰囲気を楽しんでもいいですね。
最後に、玄関近くの部屋を見ていきましょう。
こちらは老朽化した部分も見られるので、リフォームをしたほうがよさそうです。
壁の色や床材で他の部屋と雰囲気を変えてみたり、スケルトンにして無骨な雰囲気を楽しんでみたり…未内装だからこそ、気兼ねなく自由に改装できる楽しさがありますね!
部屋の隅には収納も。扉を取り払ってオープンなディスプレイ収納にしてもいいですね。
お風呂は一度リフォームがされており、キッチン同様に綺麗な状態。
そのまま使っていただいても、気になる部分だけに少し手を加える形でも大丈夫そうです。
費用がかさみがちなキッチンやお風呂などのリフォーム費用は比較的抑えられる状態なので、その分内装に予算をかけていただけますよ。
脱衣所には、独立洗面台と洗濯機置き場。そして壁を挟んだ向こう側にトイレがあります。
脱衣所がやや窮屈なので、コンパクトな洗面ボウルなどにリフォームしていただいてもいいかもしれません。
お部屋にはそのほか、つい写真を撮りたくなってしまう可愛らしい意匠が点在していました。
古さはあるものの、それも個性と捉えて、どこを残すか考えてみても楽しいリノベーションになるかもしれません。
駅から物件までは少し歩きますが、のどかで緑豊かな立地のため、四季を感じながらお散歩ができて気持ちがいいです。
マンションまでの道中にある国指定重要文化財の「戸定邸」(戸定歴史館)は、omusubi不動産が運営に携わる国際フェスティバル「科学と芸術の丘」も開催されている場所。
明治時代の徳川家の住まいがほぼ完全に残る唯一の建物と言われていて、美しい庭園(国指定名勝)では四季折々の自然が楽しめます。
▲ベランダからの景色
周辺に高い建物はないため開けた眺望が清々しく、ところどころに緑も見ることができます。
周辺環境ばかりはリノベーションではどうすることもできませんが、都内への便もよく、賑わいのある松戸駅が最寄りでありながら、豊かな自然を楽しめる一石二鳥の立地も魅力です。
気になるところだけリフォームしてローコストで住みたい方にも、1,500万円以内の予算でがっつりリノベしたい方にも、このお部屋なら思い描いた理想にきっと手が届くはずですよ。