「マンションは管理を買え」
よく不動産関係の雑誌で目にする決め台詞ですが、これは営業トークではなく本当にそうだと思います。
特にレトロな雰囲気やヴィンテージ感のあるマンションを購入し、思いっきりリノベーションしたい方は、せっかくリノベしたお部屋を長く使うためにも管理体制は絶対に見ておいた方が良いポイントです。
今回ご紹介するのは、そんなフルリノベーションしたい方にオススメの一部屋。
レトロな外観に良好な管理体制。そして安価な販売価格がそろった分譲マンションをご紹介いたします。
物件取材の当日、私はもはや部屋に入る前に唸ってしまいました。まず目を奪われたのはマンションのエントランス!
西洋風のアーチに、扉部分まで伸びた植栽。そして床に貼られた赤いタイルはまるでお城の入り口のよう。その奥に見える各部屋のバルコニー部分の凹凸も、ファンは見逃さないでしょう。
エントランスを進むと今度はマンションのネームプレートにうっとり。銅板に掘られた懐かしさを感じさせるフォントにしばしば見入ってしまいまいた。
数々の誘惑を振り払いやっとエントランスをくぐると、今度はその管理体制に安堵感を覚えます。
エレベーターに玄関扉、そして郵便ポストは数年前の大規模修繕で新しく交換したそうです。
リノベを希望される方が見るべき管理のポイントを確認した後は、室内を見てみましょう。
基本はスケルトンにしてやり変えてしまう方にオススメなお部屋ですので、内装状態は見ての通りです。見るべきは下地や抜ける壁の位置、そして水回りです。
まずは内装状態から。室内の壁床は使用感があり、和室の畳の下地は傷んでおります。ただ、キッチンや洋室の下地はそこまで痛みがなさそう。ここはプラスポイントです。
続いて水回り。まずキッチンですが、横が広くあいているのはgood。大きめのシステムキッチンを入れてもまだ冷蔵庫を置けるくらいのスペースがありますので、サイズに悩まずに交換できそうです。
続いてお風呂トイレまわりを見ていきます。お風呂もユニットバスが問題なく入るサイズですし、お手洗いも洋式のため、コンクリートをはつって和式から洋式に変えなければいけないほどの大工事にならずにすみそう。
洗面所に洗濯機の排水もあるので、最新の洗面化粧台と洗濯機を置く防水パンの設置もなんなくできそうです。
ただし、注意点は水回りの壁がコンクリートでできいること。つまり躯体なので壊すことができません。なので水回りの配置は自動的に決まってしまいます。また組合の要望で水回りを変える際は室内の配管も新しくしてほしいとのこと。ただそこは今後のことを考えると、要望が無くとも改装した方がよい部分です。
しかしそれ以外は、リノベの素材としては比較的良好。プランに制限を与えたり、過剰な予算がかかる部分は少なさそうです。
レトロな外観と、都内の一等地にあれば完全にヴィンテージマンションと言われる要素。そして良好な管理体制を備えた逸品。
松戸市内でリノベーション用のマンションをお探しの方に本当にオススメできるお部屋です。