「自給自足できる街」をテーマに飲み語り合うgreen drinks 松戸と「カシワがカシワのままであり続けるために」をテーマに飲み語り合うgreen drinks 柏。
お隣同士の松戸と柏が一つになって、やっぱり飲み語り合うgreen drinks 松柏。松柏の由来は鎌倉時代に日蓮宗の僧侶が「松栄えれば柏悦ぶ」と言い、松と柏は共に密接な関係であることを表現した言葉です。
green drinks 松柏とは松戸と柏が共同で開催するgdのこと。隣町同士である松戸と柏はもちろん、松戸・柏と心の距離が近い街同士がお互いに栄え、悦びあえる関係にしていきたいと想って立ち上げました。
vol.2は「街の魅力を伝えあおう!海の見えるアトリエでラジオキャンプ」と題し、gd金谷にgd松戸とgd柏が結集!お互いの街の魅力を伝え合う1日をお届けしました。
会場は10年間使われていなかったホテル、フラワーハウスを再生させたシェアアトリエ「KANAYA BASE」。その目の前に広がる海を見ながら真冬のキャンプファイヤーをしたあと、世界中に向かってそれぞれの街の魅力を伝えたい〜という想いからDIYでラジオ放送を行いました!
その様子をレポートでお伝えします。
会場のKANAYABASEに大興奮!
真冬のキャンプファイヤー
松戸・柏から金谷まで車で約2時間かけて金谷に到着。着くと目の前には一面に広がる海がありました。海が無い松戸・柏にとってこれは何よりの魅力。大自然にテンションをマックスにしてもらい、さっそくgd松柏スタートです。
まずは各オーガナイザーから活動紹介です。2012年のトピックとしては、松戸は2011年に話をしていた自給的なアウトドアウェディングが実現、柏はサイクリングを通じて街の魅力を再発見した会が印象的で、金谷は夏の大運動会が大盛り上がりしたそうです!
簡単に自己紹介したあとはさっそく真冬のキャンプファイヤースタートです。
当日は雨の予報でしたが、予報が外れて一転、晴天に。海のさざなみを聞きながらマイム・マイムやオクラホマミキサーを歌い踊り叫びはしゃぎ、気温の寒さを吹き飛ばし、みんな一気に身体も心も温かくなりました。
キャンプファイヤーの最後は、今年あった嫌なことを紙に書いてキャンプファイヤーの炎へとスローイング。嫌なことは自分を成長させてくれた糧なので「ありがとう」と叫び、1年の気持ちをスッキリさせました。
金谷・松戸・柏の魅力とは
キャンプファイヤーのあとは定番のカレーです。しかもただのカレーではありません。金谷、柏、松戸のコラボによって完成した逸品なんです。
材料はgd松戸が2012年につくったお米とgd柏のメンバーが育てた野菜。それを金谷のスーパーお料理おばさん、ナベちゃんが愛情たっぷりにつくってくれ、僕達のお腹を満たしてくれました。
そしていよいよ、ラジオへ。金谷ラジオという手作りラジオ番組のパーソナリティで農家のあっくんとカリヤちゃんを筆頭に、gd金谷の西田さん、金子さん、gd柏の吉岡くん、そしてgd松戸の殿塚が、お互いの街の魅力について語り合いました。
まずは金谷から。松戸柏から見たら間違いなく魅力のひとつであるKANAYABASEはセルフリノベーションで改装されたシェアアトリエ。なんと足場すら自分たちで組んで壁を塗ったらしいです。
そんなKANAYABASEがある金谷の魅力は大自然。特に、夕日が毎日違って見えるのだそう。そして何よりの魅力はカレーをつくってくれたナベちゃんをはじめとする「人」です。
金子さんいわく、「ナベちゃんは経験豊富!!すごくて深くて想いをカタチにできるおばちゃん! そして動ける男の子にはとても優しい」とのことでした。
続いて柏。柏の魅力は田舎過ぎず都会過ぎないちょうど良いまち。さらには柏アカペラでJ-POP全快に歌い続ける名物おじさんがいるんだとか。通称、中島ロベルトと呼ばれていて、たまに常磐線の中で歌うこともあるそうです。
最後は松戸。松戸の魅力はなんといっても個性的な人。セカンドバックを片手にホットパンツで駅まで全力疾走するおじさんや、トナカイの変装をしていて猫を肩に乗せているおにいさんなど、名物の方々が街中に多くいます。
一方、地元にはカッコイイおじさんもいて、特に文房具屋さんなのに、木工職人でDJをこなすマックさんは松戸の素敵なおじさんの一人。まさに暮らしを自給している体現者で、gd松戸オーガナイザーの殿塚が憧れるおじさんなのです。
と、まだまだ伝わりきりませんが街の魅力を伝えあったところでラジオは終了しました。
やっぱり最後は人が魅力
金谷、柏、松戸。場所も歴史も違う3つの街ですが、3者に共通していた魅力はやはり「人」でした。ラジオに出てきた名物の方々はあくまでその一部。長年そこで暮らしをして、街で生きてきた方々には多才な人がたくさんいて、皆さん魅力的なんです。
なぜなら「街」という限られた範囲で生活するということは、自分たちだけであらゆる暮らしをしなくてはならないから。そのため本業の他にも手仕事や趣味が多く備わるのです。それが前述のナベチャンやマックさんのような人材として魅力になっていくんです。
最後は記念にパシャリ。
金谷も、柏も、松戸もその人が魅力を持ち続けるためには、若い人と長くいる先輩方のコミュニティが大切。そんな存在にそれぞれのオーガナイザーがな れれば、もっともっと世界に発信したくなる街になるのではないか。そのためにはオーガナイザー同士がつながり、そしてそれぞれのコミュニティが交流するこ とが大切なのではないか。
そんな事に気づいた1日でした。
gd松柏はそんな心の距離が近い街との交流を目的に、互いが成長し悦び合える関係をつくるためにこれからも続けていきます!
(green drinks 松戸 殿塚建吾)
※こちらのレポートはgreen drinks 松戸のHPにも掲載されています。