千葉県柏市にあるレトロな一軒家。敷地が広く緑も豊かなこのおうちを昨年ご購入されたnahoさんご夫婦は、この家をカフェ空間にリノベーションする予定。設計は、omusubi不動産の隣にオフィスを構える大畠稜司建築設計事務所が担当しています。
そんなnahoさん宅のカフェ空間づくりをDIYワークショップで体験してしまおうというのが、
「DIYリノベでカフェ空間をつくろう」です。
基礎や下地、構造に関わる部分はプロの大工さんが手がけますが、解体や壁塗り、床貼りはDIYワークショップを通じて造りあげていきます。全8回での完成を目指すDIYでのカフェ空間づくり。
3月22日(日)はvol.1「天井をはがす」でした。当日の様子をレポートでご紹介していきます。
天井をはがすと言っても自由に壊していいわけではなく、構造を理解し、大切な梁などは残しながら行わなければいけません。
ほとんどの方が初めての天井はがしということで、講師の大畠さんから作業を始める前に、天井の構造の説明がありました。
バールやのこぎり、斧などの工具を使って2階の天井をはがしていきます。
天井板の上に組まれている柱と柱(野縁と野縁)の間にバールを叩きつけると簡単に穴が開くんだとか。むやみに叩いて大切な梁を傷つけてしまわないよう気を付けなければいけません。
大畠さんからのレクチャーを受け、記念すべき第1投はnahoさん!
“天井に穴を開ける”という滅多にみることのない非日常的な光景に、大歓声でした。
最初にバールで穴を開けてしまえば、あとは手でもはがすことができます。あっという間に柱(野縁)が見えてきました。
みなさん最初こそ躊躇していましたが、慣れてきたらストレス発散とばかりに楽しんでいました!
■疲れたカラダを癒してくれる特製カレー!
ランチはnahoさんお手製のバターチキンカレー。
午前の作業、お疲れ様でした!
バターのまろやかな味わいが食欲をそそります。体を動かした後にぴったりの、ホッと力がぬける美味しさ!
■まだまだつづく天井はがし〜柱の解体〜
天板はがしの次は、柱(野縁と野縁受け)の解体です。
解体する柱(野縁)と残す梁を教えてもらい、午後の作業スタートです!
柱(野縁)同士をつなげている釘をところどころ外しながら、のこぎりで柱(野縁)を切り分けていきます。
天井板の解体よりも、頭の使う作業にみなさん真剣です。
徐々にコツをつかんできて、息もピッタリ。柱(野縁)の解体は、天井板の解体よりも力のいる大変な作業でした。
解体した柱(野縁)についた釘は危険なので、手作業で釘抜きをしていきます。地味な作業ですが、怪我防止につながる大切なことです。
空間が広がるだけで、その部屋が大きくなったように感じられます。
今回のDIYワークショップを通じて「天井がどのように作られているのか初めて知りました。」とみなさん。家の構造や作り上げる工程を知ることで、少しでも自分たちの暮らす家を大切にしてもらえたら嬉しいです。
(text:mari)
次回は4月12日(日)DIYでカフェ空間をつくろう vol.2「壁紙と床をはがそう」です。(申込み受付中)
https://www.omusubi-estate.com/?p=3034
【今後の予定】
4月12日(日):vol.2「壁紙と床をはがそう」
5月(日にち未定):vol.3「プロの職人仕事を見学しよう&ピザ窯パーティ」
6月(日にち未定):vol.4「2階の壁に漆喰を塗ろう」
6月(日にち未定):vol.5「2階の床に無垢材をはろう」
7月(日にち未定):vol.6「1階の壁に漆喰を塗ろう」
7月(日にち未定):vol.7「1階の床に無垢材をはろう」
7月(日にち未定):vol.7「仕上げに蜜蝋ワックスをかけよう」