新築を購入するより費用を抑えられ、自分の理想の内装も実現することができる「中古マンションリノベ」。
立地のよい物件も多く、場合によっては水まわりなど既存の設備を生かすこともできてお値段も比較的お手頃と、近年注目を集めています。
とはいえ築年数や設備など、一口に中古物件と言ってもピンからキリまであるもの。
リノベーションすることを前提にしていても、実際にどんなところに注目して選べばいいのかは、蓋を開けてみないとわからないことばかり…。
そこでomusubi不動産が、リノベーション物件探しのヒントになればと企画したのが、この「物件目利きツアー」。
omusubiスタッフの市川が案内人となって、昨年12月に第2回目が開催されました。
今回はそんなツアーの様子を、写真を交えて少しだけご紹介しちゃいます!
マンションその1「リノベーション工事中の物件」
この日ご参加いただいたのは、小さいお子さんのいるファミリーやご夫婦のみなさん。
「リノベーションには興味があるものの、実際にどのように進めればいいのかイメージが湧かない」とご参加いただいたみなさんを、タイプの異なる2つのリノベーション物件へご案内しました。
まず一行が向かったのは、常盤平駅から徒歩5分の場所にある「東洋常盤平マンション」の一室。
こちらは現在リノベーション工事中で、壁も天井も壊してスケルトンにし、床だけ貼った状態のお部屋です。
中古マンションの購入を検討するとき、一度内装をすべて取り壊す場合でも、こうして中身が丸見えになった状態の部屋を見学するのはなかなか難しいもの。
参加者のみなさんも、とても興味深く見学いただいていました。
ここでみなさんに注目してもらったのは、キッチンやトイレなどの「排水」の位置。
こうしてスケルトンにしてしまえば、だいたいの内装は最初の間取りから変更することができますが、唯一変更が効かないのが、この排水を中心とした「水まわり」の位置なんです。
間取り図でいうところの「PS」(パイプスペース)と記されている箇所がこの排水口にあたり、キッチンや洗面所の排水はこのスペースに向かっていく形に。
排水を詰まらせないために傾斜が必要になるため、水まわりを排水口から遠くに設置すればするほど、その場所を高く設計する必要が出てきます。
つまり、水まわりはなるべくこの「PS」から近い場所に設定して間取りを決めていくのが、もっともスムーズ。
理想の間取りを実現するためのコストをなるべく抑えるためにも、物件選びの段階で、理想の水回りの位置と「PS」の位置関係を、優先的にチェックしておくのがおすすめです!
ちなみにこちらの物件では、フローリングにナラ材を使用。
すべすべした触り心地で、歩いていてもひんやりと感じない自然な暖かみがあります。
参加者のみなさんからは、「足音があまり響かない」との声が聞こえていました。
フローリングに防音性のあるものを選んだり、必要な部分に必要なだけの細かいカスタマイズができるのは、リノベーションならではの魅力ですよね。
マンションその2「リノベーション完成後の物件」
続いて向かったのは、先ほどの東洋常盤平マンションのすぐ隣にある「ときわ平グリーンパークマンション」の一室。
こちらはもともと中古マンションだったところをフルリノベーションした物件で、先ほどのようなスケルトンの状態から、床も壁も一新して生まれ変わった場所です。(リノベーションの様子はこちらの記事でご紹介しています)
ちなみに改装前の部屋の様子は、こんな感じ。
リノベーションによって部屋が広く、そしてより明るく、あたたかい雰囲気に変身しましたよね。
参加者のみなさんも実際に見て触って確かめながら、使う材による質感の違いや部屋の雰囲気を見学していただきました。
さらにここではスライドを見ながら、実際の事例を踏まえたリノベーションのポイントをご説明。
(白い大きな壁があるとプロジェクター代わりになるんです)
実際のリノベーション物件を見学したあとだと、ぐっと身近にイメージできるようになりますよね。
最後は参加者のみなさんで、間取り図のシートにリノベーションのイメージを描いていきます。
何も知識がない状態だとイメージしづらかったところが、こうしてポイントを抑えてからだと、きっと一段とイメージしやすくなっていたはず。
また、こうして目に見える形にすることで、一緒に住むご家族やご夫婦間でもイメージを共有しやすいのでおすすめですよ。
さらに、実際にイメージしてみることで出てきた具体的な疑問なども、イベント終了後にじっくり質問の時間をとらせていただきました。
ご参加いただいたみなさま同士でも会話に花が咲いていたこの日。
「参加してよかったです」と言っていただけた参加者さんもいらっしゃり、多方面で知見を共有する時間になったようで、嬉しい限りです!
「物件リノベツアー」は次回も開催を予定しております!
omusubi不動産のHP、Facebook、Twitterでも情報を共有してまいりますので、ぜひフォロー&チェックしてみてくださいね♪
▼今回見学した物件はこちら
ときわ平グリーンパークマンション
東洋常盤平マンション(リノベーション完成後に販売を開始する予定です)