おむすびマガジン 第2622号
2015.2.17発行

OGAのDIYノート5ページ目「モノをおさめる、生活が変わる」

もともとゲームセンターが入っていた遊戯ビル。
ここに暮らすOGAさんがなんとも素敵なDIYをしているんです。

そんなOGAさんのDIYの過程をご紹介していく連載企画「OGAのDIYノート」

いよいよ最終回です。是非ご覧ください!

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「OGAのDIYノート」

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【前回までのあらすじ:新しく貸りる部屋を、DIYで改装。壁、天井、床と手を入れ、
引っ越してからはキッチンまわりの改装に着手。カウンターもできました。】

キッチンまわりの作業が終わると、当初計画していた改装も終盤です。

TVをのせるAVボードを作ろうと思い立ったのは、実はずっと前でした。
手間がかかるかも、と躊躇していましたが、デザイン画を描いてみると木枠1つに脚4本という、
極めてシンプルな構造に落ち着きました。

まずはホームセンターで合板を買い、図面どおりにカットして配達してもらうところからスタート。
その後、ヤスリをかけ、蜜ろうワックスを塗って木枠を組みました。それから、4つの木片を黒く塗り、脚にしました。
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(出来上がったAVボードはこちら。和モダンの雰囲気を意識しました。)

同じように、玄関に置くロッカーも作りました。

いろいろなモノ作りで使う工具や材料は種類が多いので、小分けにして収納できる棚が欲しかった
からです。
生活の細々した雑貨もあわせてここに収納することで、モノを探すのが楽になりました。
中に入れたのは100均で売られている半透明のビデオケース。規格が揃っているものを大量に導入するには、ワンコインのお店が便利です。
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(玄関にあるロッカー。家具の色を揃えると空間にまとまりが出ます。
手前の黒い床は、Pタイルを並べてモルタルで隙間を埋めたもの。)

窓辺にかけたカーテンは、日暮里で買った布が活躍しました。
寸法を測って切り、折り曲げた布をボンドでとめたり、等分にひだを作って縫いとめたり
しています。
最後にカーテン用の金具を差して完成!
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(大きい窓にかかるカーテン。明るいグレーなので季節を問わずかけられます。)

部屋にいる時間が増えると、ずっとやってみたいと思っていたことにも取り組めるように
なりました。
そのひとつがガーデニング。
そんなに立派なものではないですが、ベランダにはミントや野菜があり、室内には小さなネムノキがあります。
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(葉を広げるネムノキ。秋には花も咲きました!)

また、壁にフックやバーを取り付けたり、L字金具と木切れを使って簡単な棚を作ったりなど、普通の賃貸暮らしではできなかった、ちょっとした工夫で生活のしやすさが変わってくることを実感しています。

部屋を契約したその日から、文字通りコツコツと作業した日々。
そこで得た大きな気づきがありました。

それは「自分の軸はDIYなんだ!」ということです。

住まいも、暮らすことも、そしてひととの関わり方も、その軸に従って自分なりのやりかたでやっていけば良いなと思えるようになったことは、大きな収穫でした。

最近では、小屋やアトリエなどを、ひとりではなくだれかと共につくることに挑戦しています。
自分と同じように、しかし自分とは異なる「軸」を持っているひとと出会うのは刺激的であり、また楽しみでもあります。

居場所が広がりつつあるからこそ、わたしだけの日々の記録であった「OGAのDIYノート」は
ここまでです。

更新を楽しみにして頂いた皆様、読んでくださりありがとうございました。

また、どこかでお会いしましょう!

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OGA
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1985年茨城生まれ。地元の短大を出て上京。内装補修工などで5年働き、その後仕事を続けながら大学へ通い建築やデザインを学ぶ。 好きな建物は前川國男邸。 最近はあちこちでデザインやクラフトのワークショップをしている。二級建築士。