家には自分で変えられる箇所と、変えられない箇所があります。
変えられる箇所は内装。中古マンションであればコンクリートの内側は全て改造可能なため、内装はいかようにでも変更できます。
変えられない箇所は周辺環境。立地や陽当り、眺望に緑の多さ、そして周りにある施設などを自分で変えることは現実的ではありません。
特に中古を買ってリノベーションして住みたい方であれば、中途半端にきれいなお部屋より多少使用感が強くても、その分価格が抑えめなお部屋の方が買いと言えます。見るべきは室内の状態よりも立地や周辺環境です。
今回は変えられない箇所のポテンシャルが極めて高い中古マンションをご紹介いたします。
JR埼京線北赤羽駅から徒歩7分。隅田川沿いで、その先に荒川も見えるリバーサイドのマンションが今回の物件です。
築年は昭和62年。バブルの頃に建てられたSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造で163戸というどっしりした外観は今も豪華さを感じさせてくれます。
お部屋は11階。スキップフロア形式のエレベーターですが、11階はエレベーターが停まる階になります。
室内を見ていきます。お部屋は南向きのため、玄関を開けた途端に陽の光が差し込んできます。
お部屋は約68㎡で3SLDKというファミリータイプの間取りをしていて、室内は基本ジュウタン仕様になっています。
お部屋は全体的に使用感はありますが、このお部屋の魅力はなによりもポテンシャルです。
まずは間取り。LDKと隣接しているサービスルームをぶち抜けば、南向きでかなり大きなリビングができますし、東南側の小さなお部屋の壁を取れば、対面キッチンにすることもできます。
スタンダードなカタチをしているのでリノベーションはかなりしやすそうです。
そして陽当り。11階の南向きなので太陽を遮るものは無く、サンサンと照らされています。
眺望もご覧の通りです。南側もそうですが、玄関を出て廊下から見える隅田川、荒川の眺めは特に素敵です。
そしてかなりレアケースなのはマンション内に北区立図書館が入っていること。オーナーさんは図書館の愛好者さんで、本を全て読みきったと思えるほど満足に利用されていたとのことです。
場所も北赤羽駅から徒歩7分という好立地ですし、乗り入れが多い赤羽駅までも20分で行けます。
土地は借地権(一部所有権)のため、価格がかなりお安いもの魅力です。借地の契約上、譲渡の際に地主の承諾が不要という内容になっているため、お取引も比較的スムーズに行うことができます。
駅近で、リバーサイドにあり南向き。眺望良好でマンション内に図書館が付いているというレアな物件。
いわゆる中古マンションを買ってリノベーションするのにドンピシャな物件です。