賃貸アパートを借りるとき、一般的に借りる対象はそのうちの1部屋です。
「ほんとは、ちょっとしたスペースで野菜を育てたい」
「もしよければ、外をバイクいじりのスペースにしたい」
「夏はお庭をビアガーデンみたいにできたらいいのに」
こんなワクワクするアイデアや要望があっても、なんか不動産屋さんにダメって言われそうだし、隣に誰が住んでいるかわからないから、まあいいや。
そんな気持ちになったことはないでしょうか。
今回ご紹介するアパートは、そんなアイデアが全てかなってしまうかもしれない賃貸物件。1部屋どころか、なんと1棟まるまる全てのお部屋がDIY・改装可能というポテンシャルのかたまりのアパートをご紹介いたします。
千葉都市モノレール穴川駅というローカルな駅から徒歩2分。
穴場な駅の穴場な場所に今回の賃貸物件はあります。
アパート自体は高台にあって、外観はなんとなく見たことありそうな感じ。ですが実は築46年というレトロな建物です。
さっそく室内を見て行きましょう!
103号室は角部屋で42㎡のお部屋。陽当り良好なので、玄関をあけると周りの木々にゆられながら穏やかな陽の光が入ってきます。
間取りは2DKで、キッチンのほかは洋室と和室が1部屋ずつあります。
洋室は他のお部屋と同様に壁がログハウスのような板張りです。この上から塗装をしてもいいですが、これはこれで残して床をDIYで無垢のフローリングに変えれば、かなり良い空間になりそうです。
和室もレトロ感がgood。特に欄間の存在感が素敵です。すでに味のあるお部屋ですので、照明を変えて、足元にもオレンジ系のライトをつければ、それだけでも雰囲気が出ますし、もう少しお部屋を明るくしたい方は、壁に漆喰を塗ると良いかもしれませんね!
もちろん、畳を全て取り払って洋室にアレンジしてしまうのもOKです。
水回りも見て行きましょう。築年数は経過していますが、平成元年に全体的な改装をしたため全体的に結構きれいです。
まずはキッチン。決して新品ではありませんが、特別古すぎることもないので、このままでもよさそうですし、扉の部分に好きな柄のカッティングシートを貼れば、それだけでもオシャレになりそうです。
既存のキッチンを取り払って好きなシンクに付け替えてしまうことも相談可能。まずは妄想をふくらませてください!
お風呂は給湯器式なので使いやすくなっている一方、かわいい床タイルが残っているので、レトロ好きの方におすすめですし、トイレも洋式になっているので女性の方でも安心です。
そして、103号室だけの特権は土間風のベランダ。オーナーさんに相談して、ちょっとした土のスペースで野菜を育てて、水場で洗ってそのまま食卓に並ぶという暮らしもできるかもしれませんし、ロードバイクなどをいじるスペースとしても使えそうです。
屋根もついているため、雨が降っても洗濯物が濡れずにすみそうなので、実用性も高めです。
自分のお部屋もDIYで好きに改装できそうですが、やはりこのアパートの魅力は一棟まるごと貸切気分を味わえてしまうところ。
1階のスペースにシェアできるテーブルを置けば、朝はたばこを吸う方やコーヒーブレイクをする方のたまり場に、夜はプチビアガーデンにできるかもしれません。
また基本は個室に暮らしつつ、たまに誰かのお部屋に集まって映画を見ながら鍋パーティをしたりできそうなので、プライバシーを守りつつシェアハウス気分を味わえて楽しそうです。
もっと発展して住人全体でお部屋を開放して、アパート展覧会みたいな企画をしてもよいですね!
そう、ここでの暮らしは住まわれる方次第。
DIY好きな仲間同士でまるごと借りて、秘密基地感覚で好きにジャックするもよし、1部屋だけ借りて隣人との新しい出会いにワクワクするのもよし、1人で全部借りてもはや半オーナーのような立ち位置になるのもありです!
とにかくめったに出ない全部屋DIY可能な物件ですので、アパートをまるごとジャックしながら暮らしをDIYして行きたい方にオススメです!