おむすびマガジン 第1660号
2014.11.18発行

OGAのDIYノート 4ページ目「改装再開!キッチンをつくる」

もともとゲームセンターが入っていた遊戯ビル。
ここに暮らすOGAさんがなんとも素敵なDIYをしているんです。

そんなOGAさんのDIYの過程をご紹介していく連載企画「OGAのDIYノート」

第4弾はキッチンのDIYについてです。是非ご覧ください!

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「OGAのDIYノート」

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4ページ目「改装再開!キッチンをつくる」

【前回までのあらすじ:駅前のマンションに引っ越すことを決め、DIYで壁と天井を塗装。

床には無垢の杉板を貼り、ワックスをかけました。】

床を貼り引っ越しが済むと、しばらくは荷解き作業に追われ、とても改装どころではない日々が約1ヶ月続きました。それでもどうにか落ち着いてきたのが、師走の声を聞くようになった頃。

年内には生活の基盤である「食」を整える場をつくりあげようと、ダイニングキッチンの改装作業を再開したのです。

Kitchen1

(改装前のキッチンの様子。)

まずは、白いだけで味気なかったキッチンの収納扉にカッティングシートを貼りました。

最初に扉のサイズを測り、ホームセンターへ行って必要な分だけシートをカットしてもらいます。シートは無地やレンガ調など様々なものがあり、今回は床に合わせて明るい木目調を選びました。
それを扉に貼ります。取っ手はあらかじめドライバーで外しておき、貼り終えたら、元の位置に取っ手を付けて作業完了です。

kitchen2

(シートを貼りつけているところ。雰囲気がガラリと変わります!)

次にレンジフードを塗装します。市販のペンキに気に入った色がなく、画材屋でアクリル絵の具を探してきて焦茶色にしました。ツヤなしのさらっとした質感が、ナチュラルな扉の木目にも馴染みます。

それから取りかかったのは、収納力のあるキッチンカウンターを作ること。

キッチン周りはこまごまとしたモノが多く、またレンジ台脇の作業スペースの少なさは入居前から悩みの種だったのです。
インテリア雑誌に載っていた、枠組みから作るカウンターにヒントを得て、さっそく組み立てを始めました。手持ちのカラーボックスを横置きにして土台とし、両端に小さな木枠を立てて取り付け、その上に家具作りで余った板を渡しビス留め。側板の代わりに、旧居で使っていたフローリングカーペットを切り、壁用ペンキの残りで白く塗装して留めました。新しく買ったのは枠用の角材だけ。
しかも作業時間は2時間ほどで、こじんまりとしたキッチンカウンターが完成しました!

kitchen3

(改装後のキッチン。手前に見えるのがカウンター。食事の準備がしやすくなりました。)

素敵な場所をつくるために必要なのは、お金ではなく、自分でなんとかしようと思って手を動かすことでした。
手に入れたいものを思い描くことからはじまった、このDIY改装もいよいよ終盤。

次回は最終回です!
家具や収納をつくること、そして暮らしをつくることについてお伝えします。

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OGA
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1985年茨城生まれ。地元の短大を出て上京。内装補修工などで5年働き、その後仕事を続けながら大学へ通い建築やデザインを学ぶ。 好きな建物は前川國男邸。 最近はあちこちでデザインやクラフトのワークショップをしている。二級建築士。